新年のご挨拶

松戸市常盤平のけやき通り

皆さまはどのような年末年始を過ごされたでしょうか。私は例年どおり家族でのんびりと過ごしました。社会・世界はなかなか平穏といえないことも多いですが、新しい一年が始まり、なんとなく気分新たになる季節だと思います。

私は子ども食堂の手伝い等たまに地域活動に参加することがあるのですが、ふと、バイオリン職人ってどういうふうに社会に役立つだろうか、と考えることがあります。衣食住のようなものと比べると、弦楽器は多くの人にとって必需品ではありません。音楽を楽しむ余裕のある社会・日常あってこそ、様々な人に音楽を届ける自分の役割が活きてくるわけです。そう考えると、地域と繋がり、地域とともに日常を作っていく活動は本当に大事だなあ、と思います。職人だからといって楽器だけをみるのではなく、その持ち主との対話と繋がりを大切にしていきたいと思います。

これからもこつこつと腕を磨き、楽しくお仕事をしたいです。皆さまの一年も、たくさんの良いことと音楽のあふれる素敵なものとなりますよう。

本年もよろしくお願いいたします。

幸子